予防歯科のご案内
予防歯科は、虫歯や歯周病などの病気にならないように管理し、健康を維持していくことを目的としています。現代は、予防歯科を実施している歯医者も多く患者さんの予防意識も高くなってきましたが、いまだに「歯医者は痛みが出てから行く場所」と思っている方も少なくありません。
しかし、一時的に歯や歯茎を繰り返す治療をしていけば、いずれは歯を失うことになります。治療をすればするほど歯はダメージを受けてしまうからです。
当院では、治療になる前のケアが何より歯を守り、長く使い続けるために必要なこと考えています。患者さんが生涯に渡って、自分の歯で食事や会話ができるようにサポートしていきます。
また、予防歯科では歯科衛生士がメインとなり、患者さんへのアドバイスや治療を実施。しっかりと口内の状況や全身状態も把握していますので、安心して治療をお任せしていただければと思います。
なお、当院の予防歯科のプログラムは下記の項目を基本とし、患者さんに合った処置を行っています。
プロフェッショナルケア
歯科医師や歯科衛生士が行うケアを「プロフェッショナルケア」と言います。定期的なプロフェッショナルケアを受けることで、患者さんの健康を守っていきます。
歯のクリーニング
歯のクリーニングでは専用の機器を使って、歯垢や歯石を除去していきます。歯磨きでは取れない部分や細かいところまで、きれいにすることが可能です。
また、歯の表面に付いている汚れやステインも取り除いて、歯本来の白さを取り戻していきます。
大人の定期検診
大人の場合、40代を目安に歯周病になる確率が倍増する傾向があります。検診では、歯周病検査を行いリスク管理を実施。また、同時に虫歯の状況も把握します。
口内の清掃状態や歯や歯茎の状況によって、患者さんの定期的な検診の頻度をご提案させていただきます。「仕事が忙しい」「子どもがいて歯医者に行く時間がない」といった方は、その状況に応じた検診の頻度や管理方法をご提案させていただきますので、安心してご相談ください。
子どもの定期検診
子どもは3歳頃までに乳歯が生えそろい、6歳頃になると永久歯が生え始めます。子ども自身で口内を管理することは難しく、保護者の方の協力が不可欠です。
とはいえ「仕上げ磨きをどうやってすればいいのかわからない」「歯磨きを嫌がる」といった悩みを持っている保護者の方もいると思います。当院では、子どもの悩みに共感しアドバイスできる歯科医師や歯科衛生士が在籍していますので、何かあればいつでもご相談ください。
また、定期検診では子どもの成長段階や状況によって歯をむし歯から守り、歯を強くする「シーラント」や「フッ素」の処置を行っています。
子どもの頃の習慣は大人になっても続きます。子どもの時に歯を大切にする意識を育てて、大人になっても歯を守る習慣を身につけて欲しいと思っています。
セルフケア
患者さん自身が行う歯磨きのことを「セルフケア」と言います。歯の健康を維持するには、毎日のセルフケアが何より大事です。
なぜなら、定期検診だけではむし歯や歯周病を防げないからです。
毎日の歯磨きをしっかりと丁寧に行い、定期的なプロフェッショナルケアを受けることが、むし歯や歯周病予防の効果を高めるのです。
ブラッシング指導
口の状態が一緒な人は誰一人としていません。そのため、どこの部分に汚れが残りやすいのかも一人ひとり違ってきます。
それを知らずに歯磨きを続けると、汚れが溜まってしまい虫歯や歯周病になってしまいます。
「歯磨きをしているのに、どうしてむし歯や歯周病になるの?」といった原因は、正しい歯磨きをしていない可能性が高いです。
当院では、患者さんに合った歯磨き指導を実施。
まずは、磨き残しがある部分を確認してもらい、正しい磨き方や適した製造道具をご提案させていただきます。患者さんの無理のない範囲で磨き方や清掃道具を紹介します。何か不安なこと、わからないことがあれば、いつでもご相談ください。
予防歯科のよくある質問
定期的な検診は必要ですか?
当院では、定期的な検診をおすすめしています。定期検診では、クリーニングだけでなく虫歯や歯周病の早期発見・早期治療になり、歯の寿命を延ばすことに繋がります。
フッ素にはどんな効果がありますか?
フッ素には、歯の質を強化して虫歯になりにくくする効果が期待できます。その他にも、虫歯菌の働きを弱めて虫歯が発生しにくい口内環境をつくります。
定期検診はどのくらいの頻度で行けば良いですか?
3ヶ月~6ヶ月に1回の頻度が基本です。ただし、患者さんの口内状況によって検診の間隔は変わってきます。担当医としっかりと話し合って定期検診の頻度を決めましょう。